井庭研B1シラバス(2012秋) パターン・ランゲージによる実践知の言語化

2012.06.26 Tuesday 11:27
井庭 崇



パターン・ランゲージの方法は、もともとは建築デザインの分野で提唱されたのですが、その後ソフトウェア・デザインの分野に応用され、成功を収めました。さらに、組織デザインなど、新しいデザイン領域にも応用され始めています。本研究会では、このパターン・ランゲージの方法にもとづいて、新しい領域の実践知の記述に取り組みます。

井庭研ではこれまで、「創造的な学び」のパターン・ランゲージ(ラーニング・パターン:Learning Patterns)や「創造的プレゼンテーション」のパターン・ランゲージ(プレゼンテーション・パターン:Presentation Patterns)を制作し、学内外で注目を集めてきました。

2012年度は、「創造的コラボレーション」のパターン・ランゲージ(コラボレーション・パターン:Collaboration Patterns)を作成しています。ここでいうコラボレーションとは、複数の人々が、ひとりでは決して到達できないような付加価値を生み出す協働作業のことです。商品開発、学術研究、映画製作、まちづくり、音楽演奏、スポーツなど、あらゆる分野・領域でコラボレーションが注目されています。

そのような創造的コラボレーションの秘訣をパターン・ランゲージとして記述するというプロジェクトに、メンバー全員で1年間取り組みます。また、パターン・ランゲージを用いたワークショップなども国内外で実施していきます。

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