授業シラバス「シミュレーションデザイン」(2013年度春学期@SFC)

2013.03.13 Wednesday 00:27
井庭 崇


今年の「シミュレーションデザイン」の授業では、アレグザンダーの『The Nature of Order』を読み込み、複雑系科学の概念・理論との関係を考えます。パターン・ランゲージの背後にある思想について一緒に学びましょう。


「シミュレーションデザイン」(創造技法科目-ナレッジスキル)
2013年度 春学期 金曜日2・3時限(4単位)
担当教員 井庭 崇, 古川園 智樹

【主題と目標/授業の手法など】

複雑で動的に変化するシステムを理解し、生み出すためには、それに見合う概念と方法が必要になります。本授業で取り上げるのは、複雑系科学と、クリストファー・アレグザンダーの秩序形成の理論です。複雑系科学は、生命、知能、社会をシステムとして理解するための概念と方法を生み出している分野です。他方、クリストファー・アレグザンダーは、パターン・ランゲージという知識共有の方法を生み出した建築家ですが、生成的な秩序形成の理論化にも取り組んでいます。それぞれの理論・方法についての理解を深めながら、その関係性について考えます。


【授業計画】

第1回 イントロダクション
授業の内容、進め方について説明します。

第2回 複雑系、シミュレーション、パターン・ランゲージ
『複雑系入門:知のフロンティアへの冒険』第1章(『複雑系』とは何か?)、第2章(『複雑系』科学の位置)、第3章(『複雑系』科学の方法論)

第3回 時を超えた建設の道(1)
『時を超えた建設の道』第1章?第13章
『複雑系入門:知のフロンティアへの冒険』第4章(フラクタル)

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