Creative Reading:『天才たちの日課』(メイソン・カリー)

2015.01.05 Monday 17:31
井庭 崇



そして、多作で知られるジョイス・キャロル・オーツの次の言葉も、私たちを勇気づけてくれる。

書いて書いて書きまくり、書きなおす。そうやってまる一日かかって、たったの一ページしか書けなかったとしても、一ページは一ページで、それが積み重なっていくの (p.101)


さらに、ジョゼフ・ヘラーの次の言葉も。

一日に一ページか二ページを週に五日間続ければ、一年で三百ページになる。それでじゅうぶんだよ (p.204)


毎日、コツコツと書き続けることが、なにより大切なのだ。

「書く」ことと、書き続ける「習慣」、この二つの円環的構造を立ち上げることが、書く生活でもっとも大切なことなのだということを、僕は本書から学ぶことができた。


image[DailyRituals.jpg]『天才たちの日課: クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々』(メイソン・カリー, フィルムアート社, 2014)image[]

Mason Currey, DAILY RITUALS: How Artists Work, Knopf, 2013

[7] <<
-
-


<< Creative Reading:『知的生産の技術』(梅棹忠夫)
Creative Reading:『物書きのたしなみ』(吉行淳之介) >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.20R]