【論文公開】「全体性のたまご」によるワークショップデザイン技法

2018.02.19 Monday 16:13
井庭 崇


2018年3月1・2日に早稲田大学で開催される国際学会AsianPLoP2018 (7th Asian Conference on Pattern Languages of Programs)で発表する(ライターズ・ワークショップにかける)論文の2つ目は、「『全体性のたまご』によるデザイン技法:全体から分化させるワークショップとプレゼンテーションのつくりかた」です。僕や井庭研が日々実践し、授業「ワークショップデザイン」で教えている、ワークショップ(そして、創造的なプレゼンテーション)のつくりかたです。

「『全体性のたまご』によるデザイン技法:全体から分化させるワークショップとプレゼンテーションのつくりかた」
(井庭 崇, 宗像 このみ)

Abstract:
本論文では、ワークショップやプレゼンテーションなど、参加者(聴き手)の創造的な学びを促す活動のデザイン(設計)において、「全体性」を重視したデザインを可能にするための方法論を提案する。このデザイン技法は、建築家であり、パターン・ランゲージの提唱者であるクリストファー・アレグザンダー(Christopher Alexander)の『時を超えた建設の道(1979)』や『The Nature or Order』の考え方にもとづき、全体から部分へと分化させ、「15の幾何学的特性」が生じるようにつくり込むことで、いきいきとした活動をデザインすることを支援するものである。本論文では、アレグザンダーの理論とこの手法との関係を明らかにした上で、対話ワークショップのデザインを具体的に例示し、さらに、教育現場における活用例について紹介する。


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