これからの図書館・書店の攻め方・魅せ方を実践してみる!11/22-23@六本木

2019.11.18 Monday 10:28
井庭 崇


今週11/22(金)・23(土・祝)に六本木で開催される SFC Open Research Forum (ORF2019) の井庭研ブースでは、「クリエイティブ・ラーニング図書館」ということで、僕らが考えるこれからの創造的な時代における図書館・書店の攻め方・魅せ方を実践してみます。

このクリエイティブ・ラーニング図書館では、創造社会と創造的な学びに関係する書籍を集めたライブラリなのですが、一般的な図書分類で言うと、あちこちに分散してしまう本たちを、創造的な「未来のかけら」を感じられるものとして、集めて棚をつくっています。この棚づくり自体が、新しいコンセプトでつくられた図書館・書店の未来像を予感させるものになると思います。

このような「独自に攻めた棚のつくり方」「本の魅せ方」こそが、これからの図書館・書店には必要ではないか、という僕らなりの問題提起を込めた企画なのです。先日の図書館総合展の講演でも語りましたが、図書館や書店が、既存の(過去の)図書分類やコードに囚われていては、魅力的な場にはなれないと僕は考えています。

確かに一つの分類基準に従っていれば、効率的に探すことができるし、自分で考えて分類する労力もなくて済みます。しかし、そういう「わかりやすく効率的」にとどまっている限り、図書館や書店という場は、過去のストックを置いている場ということになってしまってうのではないか(分類管理・検索はコンピュータでできますから、もはや棚でそれをやる必要はありません)。

司書さんも書店員さんも、もっと自分たちの感覚で未来を取り入れ、攻める棚・魅せ方をつくるべきではないか。そうすれば、図書館や書店がもっとクリエイティビティを刺激するワクワクする空間になれると思うのです。

[9] >>
-
-


<< CDGs(Creative Development Goals)をみんなでつくる!11/22-23@六本木
SFC「創造社会論」対談映像 2014〜2018 >>
[0] [top]


[Serene Bach 2.20R]