地域行政にもっと創造性(クリエイティビティ)を!

2008.08.05 Tuesday 23:52
井庭 崇



第三のコツは、「増幅効果」だ。これは、他の人が言ったアイデアに対して「それなら・・・も」というように、アイデアを増幅させて連鎖させていく、ということだ。この増幅効果があるからこそ、複数人でブレストを行う意味がある。もし、一人一人が考えてきたアイデアを寄せ集めるだけでよいのであれば、ブレストをやる意味はない。グループレベルの非線形性が生まれ、創発が起こるためには、この増幅効果が不可欠だ。

image[Chigasaki4.jpg]image[Chigasaki2.jpg]僕が、ブレストの場をファシリテートするときに必ず用いるツールは、大きな付箋(ポストイット)、太い黒ペン、ノリがいい音楽の3点だ。付箋は、正方形の大きいタイプのものを使う。細長いのでは、書けるスペースが小さいし、存在感が薄いのでだめ。正方形の大きな付箋であれば、描こうと思えば絵も描ける。

太い黒ペンは、ぺんてるの水性サインペン(S520-ADimage[])が一番よく、そうでなければ、ゼブラのハイマッキー(の細い方を使う)か、マッキー極細(の太い方を使う)。でも、長時間書き続けることを考えると、水性の方が匂いが少なくてよいと思う。ある程度の太さがあると、テーブルを挟んだ遠い参加者にも読めるようになるし、書いたものに自信が出てよい。

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