しかし、「3.ゲームの達人からの回答」の様に「僕」
と「彼女」の所有する「パワーの
決定要因」に着目しその優劣を1つづつ
克服してゆくという考えは私のレポートには
ありませんでした。これはゲ
ームとしてデートの構造を捉えた場合、まさしくゲームに
どう勝ってゆくか
という事ですが、私のレポートでは積極的な勝ちではなく、言ってみ
れば一
種ゲーム自体から目をそむけてしまうような方法しか考えつきませんでした。
↓この注目点は達人で、ここが凡人(私)との相違点。
そうした意味で、私のレポートはゲームの構造を少
し大きく捉えすぎていたところがあったと思います。
私のレポートでは、「3.ゲームの達人からの回答」 のでいうところの「僕」
と「彼女」の立場の対等化を僕の方の妥協と いうあまり積極的ではない方法で、
解決する案を提示しました。しかしこの状況をまた「僕」の知性の少し優れてい
るところに注目し、知性の構造を転換するという大胆不敵な方法論を展開するあ
たりはまさに「達人」のゲームの運びです。相違点といえばこの着目点でゲーム
を盛り返すという事が、私の提出したレポートと一番大きな違いだと考えられます。