箕原辰夫


Homeフォルダの位置

■CNSiMac

マルチユーザモードになっているため、大学のアカウントを入力すると自動的に、Unixサーバー側のフォルダ(ディレクトリ)がマウントされます。 起動すると、ログイン画面になっていますので、ここでSFCでのユーザアカウント、パスワードを入力しますと、Macintoshを使えるようになります。 この環境では、デスクトップなどを自分用にカスタマイズしても、他の人に影響をあたえることはありません。また、ログインの際に、自動的にSFCのフォルダが以下の場所にマウントされます。

ユーザ(またはUsers)→CNS上の自分のログイン名のフォルダ→Macintoshのホームフォルダ(CNSiMac)

CNSのホームディレクトリをフォルダとして表示するには、次のような操作で表示させることができます。

■UNIX側でホームフォルダを指定するとき

CNSでは、次のようにすると、ホームフォルダを指定できます。

/home/ログイン名/

当然のことながら、Macintosh側のホームフォルダは以下のような指定になります。

/home/ログイン名/CNSiMac/

■ログアウトについて

作業を終了したら、必ずログアウトしてください。そうしないと、席にいないときにやってきた他の人が、 個人用のファイルをアクセスできてしまいます。ログアウトは、水色のアップルメニューから行ないます。

アップルメニュー → ログアウト (Shift(⇧)+Command+(⌘)+Qでも可能)
確認のダイアログが表示されますので、「ログアウト」ボタンを押してください。電源は落とさないでよいとのことです。液晶ディスプレイは、自動的にオフになります。

パスについて

■パスの区切り/改行コード

UNIX上のパスの区切りや改行コード、あるいはWindowとMacintoshのそれらは、すべて異なりますので、 注意して下さい。

システムパスの区切り改行コード
Mac OS X :(コロン)CR (0x0c)
Unix /(スラッシュ)LF (0x0a)
Windows\(バックスラッシュ)ただし日本語では¥(円マーク)CR(0x0c)+LF (0x0a)

■パスの記述の方法について

Macintoshでは、コロンから始まり、ドライブ名も含めて記述します。

:Macintosh HD:Applications:Sherlock.app

これをUnix側からのパスとして記述してみましょう。 空白の入っているフォルダ名には、バックスラッシュを付けます。 加えて、ドライブ名の前には、「/Volumes/」というパス名を指定します。

/Volumes/Macintosh\ HD/Applications/Sherlock.app

また、Windowsでは、ドライブ名をAから始まる一文字で指定します。 たいてい「A」はフロッピーディスクを、「C」は内蔵のハードディスクを記述する慣習があります。 たとえば、ハードディスクにあるフォルダやファイルのパスは、次のような記述になります。

C:\Program Files\Microsoft\Word

■相対パスの記述の仕方

Unixでは、現在の焦点になっているディレクトリ(フォルダ)のことをワーキングディレクトリと 呼びます。ワーキング・ディレクトリは、「pwd」というコマンドで表示することができます。

ワーキング・ディレクトリからの相対的なパスを記述するのに、特殊な文字としてピリオドが使われます。

記号パス記述上の意味
.(ピリオド1つ)そのワーキング・ディレクトリそのものを示します
..(ピリオド2つ)親ディレクトリを示します

たとえば、次の記述は、兄弟ディレクトリにあるファイルを指しています。

../documents/test.txt     1つの上のフォルダにある「documents」というフォルダの中の「text.txt」

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