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ハイブリッドデザインとマルチスケールデザイン

先週の土曜日、3月6日に街と暮らしのハイブリッドデザインコンテストの最終審査会が行われました。

最優秀賞、優秀賞、特別賞、いずれも良い意味で審査員の予想を超えて、さまざまな視点のハイブリッドデザインのかたちを見せてくれたと思いました。入賞されたみなさん、どうもおめでとうございます。応募していただいた皆様にも感謝したいと思います。

5/15(土)に受賞者のみなさんの再プレゼンを通したシンポジウムが開かれる予定です。とても楽しみにしています。

審査の間に「マルチスケールデザイン - ハイブリッドデザインのための方法論」というタイトルでお話をさせていただきましたが、その際の資料です。


アナログ・フィジカルなデザインでは、隣り合ったスケールの連続性を考えることになります(建築であれば、手触り⇔身体性⇔空間とか、部屋⇔建物⇔都市とか)。
丹下健三氏による「東京計画」や吉阪隆正氏が提唱した「不連続統一体」という概念もそうしたものでしょう。

そして、そこにデジタルな技術とデザインが入り込むことで、飛び飛びのスケールを接続できるようになりました。不連続なスケールの連続性を考え、ひとまとまりのカタチをつくりだすこと。それが物理空間と情報空間をハイブリッドにデザインする際のひとつのアプローチなのではないかと考えています。