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Juni 03, 2004

何気ない悲しみ

悲しみはいつだって
足元に転がっている

気がつかなければ良かったと
今更悔やんでも仕方なくて。


たとえば慣れてゆく痛みも
はじめて泣いた日があったはずで

忘れることで強くなってしまったこころを
どうやって慰めることが出来るだろう。


いつものように笑って
そのまま諍いもなく消えてゆく

無色の世界を望んでる訳じゃない

少し遠回りになってでも
行きたい場所があるんだって

いつもは楽にね話してしまえるのに。


何気ない悲しみ
世界に翳して見たら

夜の駅前も空のくぼみもマンガのコマも
全てが悲しく、ただ悲しく縁取られてしまった。


何気ない悲しみ
時代に照らして見たら

全てが悲しく、そう笑顔までも意味を変えてしまった。

投稿者 POE : Juni 3, 2004 10:05 EM

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