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Oktober 08, 2004

ふりかえり

■月曜
●ネットワークコミュニティー 保護者による授業支援NPOというシステムを作った小学校の校長先生がゲストスピーカー。学校にまで毎日、保護者が毎日くるそうです。先生大変だあ。子供も大変だあ。でも、教師ー生徒という学校空間での役割崩壊を、こうした開き直りとも昔に擬似的に戻す、という形で行ってしまうことは、確かにひとつの方法かも知れません。

●行動と社会関係 授業の半分以上カードゲームをやりました。数字に強い人には簡単なゲームのようで、自分が得意じゃない分野では黙っていようという思いました。任せるって大事です。

●国際コミュニケーション 結局、履修しませんでした。先生の精神的語尾に、相容れないものを感じたからです。


■火曜
●なんか電気自動車の授業 履修はしなかったのだけど、毎週聴講したいかも知れません。比ゆ的にこの授業の魅力を言えば、先生の背の曲がり具合です(比喩ですよ、比喩)。

●研究会(マコーニック)
何気に初研究会です。でも、普通の授業形式なので安心です。ただ、何故か英語です。部屋の中にいる半数がnativeです。ただ、内容は楽しい。

■水曜
●ジェンダーと近代 日本語の授業ですね。このパラグラフは大事だよ、とか参考文鎮を見ながら教えてくれます。15年前のテキストは微妙に新鮮です。むしろバリバリジャンダーを勉強している人は、その微妙なニュアンスを楽しめたりもするのでしょうか。

●ネットワークコミュニティー 月曜と同名授業で別の先生。熱い。昔のSFCの先生みたい。結局、こっちを履修することにしました。


■金曜
●ヴィジョンと社会システム 好きなので聴講します。今日もバカみたいにノート6ページもとってしまいました。去年もそうだけど、わかったフリが出来るくらいにはなるのだけど、実際には頭が良くなるわけでもなく、難しい本がすぐに読めるとはいけません。当たり前です。

●パーソナリティー発達論 心理学の授業。考えたら、心の発見ってすごいよね。心をモノのように扱うって考えは、今の社会にこうも浸透してしまって注目を浴びているけれど。社会学とは基本的に対立するよね。佐世保の事件にしても(なんかもう枕詞だよ)犯人の心にを答えを求めようとする心理学を、僕は信じられません。なので、履修しました。

●近代思想 また小熊英二。別にオグマニアじゃないんだよ。信じてよ。ただ、ノートがとりたかっただけ。今日は古代ギリシャのはなし。高校倫理の教科書よりも固有名詞が少なくて雰囲気でその内容を伝えようとするというスタンスは、現代っ子のこころをとらえていて賢明だと思いました。

●デザイン言語C 持ち物にスケッチブックと鉛筆を指定されビクビクしていたのですが、そんな本格的なデッサンじゃなくて安心しました。むしろ、写真機を手にして100年以上たってさえ写実主義に偏っているデッサンを疑う、というスタンスに安心しました。
でも、みんな、うまかったです。


■ドイツ語
同じクラスに出来る関係は勿論、「わたし、春学期にインテン1とってたんだよ」や「実はいま俺ドイツ語インテン2」のように、前からの知り合いが意外とドイツ語インテンをとっていて、以外な発見があったりします。
ところで「今まで習ったことを使って何か喋ってよ」といわれ懸命に自己紹介をしたのですが、「ドイツ語っぽくない。だめ」と一蹴されました。英語もそうだけど、それが大事じゃないとわかっていても、「らしさ」は時に大事です。

投稿者 POE : Oktober 8, 2004 11:08 EM

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