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Oktober 17, 2004

あきまちゅり 2004

叶わないこともあって、
あきらめるしかないこともあって。


行きたくなかったわけじゃい。
むしろ行きたかった。
でも、起きたら5時50分だった。
夕方。
もう暗い世界。

カーテンは幸い、朝から閉まったままだったので、
閉める必要はありませんでした。

<>>


愛すべき未来を託した地図は
果てしなく広がっていくけれど
僕が歩けそうな道はもう
それほどは残されていないみたいだ

こんなにも大人になってわかったことは
まだ何もわかっていないということだけ

雲が隠した青さに
少し微笑んでまた歩き出す

強くなる夜風に立ち向かい
キミと並んで帰った日を思い出す

違っていた歩幅に気が付いても
もう戻るものは何も無いから
「やがて終わってしまうものなら
いつそれを諦めても同じだろう」

何もかも信じて待てる勇気はもうない
見返りのない朝にこのまま寄り添えない

風が奪った昨日を
少し羨んでまた見送って

疼き出す傷跡が重なった
キミの弱さにいつでも救われていた

僕が失くした言葉を
少しかき集めてまた諦めた

暖かいぬくもりはずいぶんと
いつの間にか指から零れ落ちてゆく

だけどまだ
未来に何も残されていないとして
希望ひとつ消えてしまったとして
ここに、まだ、何かがあるとしたら

雲が隠した青さに
少し微笑んでまた歩き出す

強くなる夜風に立ち向かい
キミと並んで帰った日を思い出す

投稿者 POE : Oktober 17, 2004 02:35 FM

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