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April 09, 2005

まぶしさ


笑うべき場所で笑えていたなら
つくべき嘘をついていられたなら
風景はどれほどのはやさで
流れて往くことが出来たのだろう

曖昧な微笑みで
つなぐだけの空気に
いつのまにか
飲まれきってしまっている

寂しさを
わずらわす
昨日の嘘と

空しさを
続かせる
今日の真実

どちらかを決めてしまえば
良かったのにと
今はうまくも笑えない

見なれた空に
突き放されて
遠く青だけが伸びてゆく

はしゃぐ子供が過ぎる
桜色が空間を遡る
光線がまぶしい

投稿者 POE : April 9, 2005 04:46 EM

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