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Juni 21, 2005

あまり変わらない。

[情報通信文化論課題]
「未来の教室」

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まず、学校や教室は、インターネットなどの技術によって大きく変わることはないと思います。

技術が世界に影響を与え、その変容因子になることは否定しませんが、電話での例がそうであったように、さまざまな社会的機運や既存制度の疲労など複合的な要素の結節点として、たとえば学校や教室は変わるものです。

今の日本のように同じ年に生まれたというだけで、狭い箱に数十人が一日中監禁される、というようないわゆる近代教育が限界にきているという指摘を最近多く聞きます。

これからは、文部科学省がおかしくないならば、教育制度は複線化・多様化してゆくでしょう。その中のひとつの選択肢として、インターネットや無線技術を使った「未来の教室」は実現するかも知れません。(具体例は、他の楽観的な方のエントリー参照。)

でも、それが主流にはならないし、そうした教室のインパクトは少ないと思います。

ネットを通じて人が「会える」ようになる技術の開発(もしくは「会える」という概念の変化)がおこらない限り無理です。つまり、今の「教室」が担保しているさまざまなものを引き受けるだけの環境がネット上に実現できるか。

遊び、さまざまなつながり、コミュニティ......

確かに今の学校は、教室は、あまりにも多くのものを引き受けています。それの開放は必要でしょう。しかしそれはインターネットを使った教室などととは同義ではなく、先述したように教育の複線化といった意味でです。

ですから、一部の人にとって、たとえば家から出たくない人、もしくはSFCにおけるGCのような補助的な教材として、インターネットと教育は相乗してゆけるのかも知れません。それだけの話です。

いや、100年たって、みんなが引きこもりのような社会が実現していたら、話は別ですけどね。

投稿者 POE : Juni 21, 2005 03:42 EM

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コメント

Edmonton dominated the Carolina Hurricanes on Saturday night and the 4-0 margin in Game 6 makes it hard to imagine the Oilers not hoisting hockey's Holy Grail above their heads in less than 48 hours. And it would not come as any shock to see defenseman Chris Pronger, who had another 31-minute night, take the honors for the Conn Smythe Trophy as the playoff MVP.

投稿者 aprilaprette : Juni 24, 2006 05:49 FM

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