Januar 29, 2006
いろいろ今メモ。
忘れてもいいことばかりだけど、忘れるべきじゃないことは未来からしか見えないから。
●TRF復活は少し嬉しい。あんまり売れていないみたいだし、日本でどれくらいその再活動が認知されているかはわからないけど、新曲はいい感じ。小室哲哉じゃないのが残念だけど、キャッチーすぎるサビと、誰にも真意がわからないおかしな英語など、TRFっぽくていい。
●網野善彦が面白い。今までREFERENCESに名前を見ただけで、読んだことはなかったんだけど、全部読みたくなってきた。オスロ大には3冊くらいしかないみたいなんだけど、毎晩寝る前に読んでる。歴史を問い直すことって、本当はこうラディカルであるべきなのかもね。歴史は慰安のためにあるんじゃない。
●たとえば家系図を作るとする。それは現代から過去を振り返る作業。そのときって、その家系図を男系にすることも、女系にすることも、双系にすることも可能だよね。意図的に女系を切り捨てていけば男系の家系図の出来上がり。
●理論が届かない人や時代って怖いけど楽なんだろうね。考えることに意味はあるのかと考えてみちゃうよ。だって、どんなに理論やソースを示して相手を説得したときよりも、「それってきもくない?」のほうがはるかに説得力があることが多いんだもん。ことばはまだ届く。でもことばが何も運ばなくなったとき、どんなことばを描いていけばいい?
*
果てしもなく無機質に続いている東京の夜
無限にも重ねられた光の粒は闇にも紛れない
きっといくつ扉をあけたとして
君の場所までたどり着けはしないのだろう
湾岸まであと二十分
空の色が変わる時間
傷つき切る前にここへ戻れる日が来ないとしても
軌道には壊れかけた光の粒がにぶく散らばっている
あの夜いくつ扉をあけたとして
君の場所までたどり着けなかったけれども
湾岸まであと二十分
君の顔を思い出す時間
あの日までは無機質に続いていた東京の夜
無限にも重ねられた光の粒は闇にも紛れない
そのどれかに君がいると思うと優しくなれる
たとえいくつ扉をあけたとして
君の場所までたどり着けなかったとしても
湾岸まであと二十分
君の顔を思い出す時間
投稿者 POE : Januar 29, 2006 11:10 EM
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