Februar 17, 2006
恐怖の漢字
白川静によれば、漢字はその一画一画から呪術的な意味が込められているという。融合を繰り返すことによって形成されてきた漢字は、その背後には色々な意味や企てを背負っている。
たとえば、ふだん何気なく使っている漢字でも、語源までさかのぼればそれは時に思いがけない意味をもっていたりする。特に、名前の漢字。日本も古代は、名前を知られることと他人に支配されることが同じ意味と考えられ、本当の名前を他人には隠していた時期もあったくらい、その意味は一生背負っていくぶんだけ重いと考えてもいいかも知れない。
*
というわけで、名前にもよく使われる意外な意味をもつ漢字を集めてみたよ★
「瞳」 無知なために一心不乱に見るさま
「殊」 ころす
「満」 おごりたかぶる
「幸」 死ぬべきなのに生きているさま
(対義語の「不幸」は生きるべきなのに死んでしまうこと)
「幸生」なまけて偶然の幸運で生きているさま
ちなみに自分の漢字も調べてみた。
「憲」 はやくにして悟りをひらくこと
「寿」 永く生きながらえること
瞳さんや幸生くん、満くん、ごめんなさい。
*
(参考にしたのは角川の漢字字典です。自分の名前の漢字がとんでもない意味を持っているか気になる人は、是非チェックしてみてね★ちなみに、ISOLAというホラー小説で、ありふれた漢字に不吉な意味がたくさんあることを知りました。)
投稿者 POE : Februar 17, 2006 05:30 EM
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://web.sfc.keio.ac.jp/~t03881nf/poeg/mt-tb.cgi/1011