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Juli 21, 2006

楽しい日。

久しぶりに三田の図書館へ行く。数時間だったんだけど、すごく楽しかった。
何気なく通りかかった棚で、何気なく目があった本が面白かったり、
しかもすぐその場で中身が全部見られるなんて(当たり前なんだけど)、
amazonやgoogle bookよりも優れた点が多い。

テスト前なので図書館内にいる人の数は多いのだけど、
なんだか本ってベストセラー以外は詠まれてないんだなって実感。
奥付に張られた貸し出しシートで、
何人がその本を借りたのかがわかるようになってるんだけど、
あの赤松啓介の本でさえ2、3人にしか読まれていなかったり。

せっかくなので、きれいなままの赤松啓介の全集でも
今月は読んでみようかなー。

自由刑に処されるなら絶対、図書館の中。確信した。

夜は、ノルウェーで一緒だった子と、
日本に来ているノルウェーの人と、
これからノルウェーに留学しに行く子に会った。

何も有益な情報は伝えられなかったけど、楽しかった。
でも、ノルウェーでのことを話したら悲しくなっちゃった。

彼らはこれからノルウェーに行く人で、
僕(ら)は、もうノルウェーに行ってきた場所。

彼らは未来としての「それ」があるのに、
僕たちにはもう過去として「それ」を語ることしか出来ない...

そこまで大げさな図式にすることはないんだけど、
急にノルウェーって場所を境に線が引かれてしまった気がした。

学校でもそうなんだけど、滞在時期が重ならない者同士は
ふつう出会ったりはしない。

2004年に南都化高校を卒業する生徒は、
2004年に南都化高校に入学する新入生に出会わない。
両者は出会うことなく、空いた席に新入生が何事もないかのように座り、
南都化高校はまわっていく。

重ならない場所にいるのに、重なっちゃったから、
自分がいる立ち居地が見えちゃって、
これからそこに行く人が羨ましく思えちゃって、という
ただの「気付き」の問題なんだけどね。

というわけで、耳から血が出ていたので、明日は皮膚科に。

投稿者 POE : Juli 21, 2006 01:32 FM

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