September 21, 2006
10 Sep
駅の向こうへ
放物線が沈む
温度を緩めた街は
もう夜を急がない
彼方で横切る
プリズムの連なり
君にも繋がったかな
はにかんだ
九月十日
午後三時前
この街の一番高いビルで
明日が覗けそうな場所で
闇の向こうで
西風たちが光る
影には四角い空が
優しい雑踏
足音が紡いだ
交差点のメロディー
二人して
つないでいた
夢を放せる
電線が集まる街の隅が
とても似合う気がしていた
はにかもう
九月十日
午後六時頃
この街で一番高いビルで
世界は見渡せない場所で
投稿者 POE : September 21, 2006 07:42 EM