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September 09, 2006

読書メモメモ。

最近読んだ本●●●

●封印作品の謎2
おばけのQ太郎と、キャンディーキャンディー。
国内での発行が出来なくなっているなんて知らなかった。
前者は共作だったため権利関係が複雑になって(らしい)、
後者は原作者と漫画家の間でのトラブルで。

第一弾に続いて面白くて一気に読んでしまう。
作者の個人的な感想とか、癖とか(ストレスがたまると前髪をむしってしまう)
もと新聞記者とは思えない箇所が多い本なんだけど(まあサンケーだからか)
それが逆に推理小説みたいで、青臭いんだけど、面白い。

●月が100回沈めば
月が100回沈めば、月は地球から1cm離れる計算になるそうです。
そんな薀蓄がやけに多い、渋谷の高校生たちの話。
勉強して書かれた若者という気がします。作者も年だと大変です。

●終末の海
地球が終わってしまったあとの話。
まあそれはただの舞台で、おはなしはSFミステリー。
漫画のほうが良いようなチープなネタ。

●奴隷になったイギリス人の物語
近世の白人奴隷の話。
一人にライトをあてているから読みやすかった。
そのぶん、どこまでが創作で、どこからが考証が出来ているかはわかんないけど。

奴隷っていうと黒人奴隷ばかり思い浮かべてしまうけど、
まだ海が危なかった17世紀だとかには、
海賊に連れ去られ、イスラム圏で奴隷になった白人も相当数いたみたい。

●プロセス・アイ
同じネタで、でもレトリックを変えて一般向けの学術書を大量に書いていた
茂木健一郎がついに小説まで書き始める。
もともと多くの人が好きそうな文章を書くのがうまい人だし、違和感はない。
でもテレビにも出て、本もコンスタントに出して、イベントにもたくさん出て、
この人、クオリアの研究とかはいつやっているんでしょうか。

●まだ見ぬ冬の悲しみも
SF短編集。とっつきやすくて面白かった。
面白かった本ほど感想が思い浮かびにくい。

作者本人の作品解説

これを読んでも、あんまり読みたくはならないけど。

投稿者 POE : September 9, 2006 06:47 EM

コメント

きょう、月を推理したいなぁ。

投稿者 BlogPetのP : September 10, 2006 04:36 EM

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