授業を聞いて、まじめにノートも取っているのに点数が伸びないというお子様をよくお聞きします。”まじめにやっているのに点数が伸びない”というのは、お子様の頭が悪いのではありません。解き方を知らないのです。つまり”わかっているけどできない”のです。頭でわかっているのにできない。スポーツでもよくあるお話ですが、勉強でも同じです。わかるとできるは違う。本塾では、”わかる”ももちろん重視しますが、それ以上に”問題を解くことができる”を重視します。先生のお話ばっかり聞いてわかった気になるのではなくて、生徒たちに問題を解く力、つまり”できる力”を身につけさせます。
授業全体のおおまかな流れです。スポーツをするときでも音楽をするときでもウォーミングアップをするように、ドクガクでもウォーミングアップをします。ただ、単なるウォーミングアップでは意義が弱いので、すこし工夫をしています。また、一部ではありますが、ドクガクでの授業を通して以下の学習の流れを体に覚えさせれば、自力で勉強するのに申し分ない独学力が身につきます。では、詳しく見ていきましょう。
手を動かす
いよいよ授業です。ドクガクでは、”先生の話を聞く”よりも”実際に問題を解く”の割合を多く取っています。それは、”問題を解く力”は問題を解くことによってはじめて身につくからです。自転車に乗る練習をするとき、いくら口で説明されたところで、実際に自転車にのって練習しなければいつまでたっても乗れるようにならないからです。先生の説明を聞いてできるような気がするだけではなく、問題を解いてできるようになりましょう。もちろん、どうしてもわからないときはそばに先生がいるので、遠慮なくきいてくださいね。このように、解いてみて、”わからないところがあれば聞く”というスタイルが最も効率の良い成績の伸ばし方であると確信しています。
読解力/論理的思考能力
問題を解くにも独学をするにも読解力と論理的思考能力は欠かせません。問題を解く上での読解力は、英語でも国語でも数学でも必要です。全ての基本となります。問題文を正確に良み、”何を聞かれているのか””どういう答え方をすればよいのか”を把握する必要があります。このように、足元とゴールを見極めるためにも読解力は必要不可欠と言えます。論理的思考能力は、問題を解く力につながります。”◯◯がこうだからこうなる。だから答えはこうだ!”というように、段階的に考える力を養うことで、問題を見失わない力を養います。
この読解力と論理的思考能力は、独学をする際にも必要となります。問題を解いたあとに、答え合わせをします。そのときもし答えが間違っていたら、解説を読みます。実は、この”解説を読む”という段階で大きく差がでます。書いてあることをちゃんと理解できるか。正確に読み取ることができるかによって、成績が伸び方が変わります。しかし、そもそも正確に読み取っても意味がわからないという時があります。問題自体が難しすぎたり知識不足だったりする場合です。そういうときは論理的に考え”この問題の解説がわからないのは、おそらく三角関数の周期の部分がわかっていないからだろう。”と予測をし、基礎に立ち返るということが必要です。それを見極めてわからないところを減らしていく力が大切です。その力を、本塾では育みます。