ブロードバンド・マルクス主義
Peter Lurie and Chris Springman, "Broadband Marxism," Foreign Policy, March/April 2004, pp. 82-83.
発展途上国ではブロードバンドよりもまず電話を普及させるべきだと主張する(これはエリ・ノームもどこかで言っていた)。そして、電話を普及させるためには、民営化のプロセスを逆転させて、バックボーンを国有化し、ローカル・アクセスのところで競争させるべきだという。
先進国ではすでにローカル・アクセスがほとんど普及しているから、ローカル・アクセス構築の二度手間を省くために、そこを開放せよということになっている。しかし、途上国ではローカル・アクセスがほとんど構築されていない。だからバックボーンをできるだけ安くして、そこから先は競争で構築させようという作戦だ。ローカル・アクセスを作ろうという会社が複数あるならうまくいくかもしれない。