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2004年12月09日
グループ8コメント用
グループ8の発表に対してコメントをつけてください。いいコメントは評価の対象としますから、学籍番号と名前も忘れずに。ただし、あまりにも不当だと思われるコメントは削除することがあります。
投稿者 taiyo : 2004年12月09日 09:00
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コメント
堀口一郎(70308282)
8班の挙げられたNPOはどちらも「認定」は得ていないと思います。業態は普通に「認証」を受けているNPOです。
投稿者 堀口一郎 : 2004年12月09日 10:31
プレゼンおつかれさまでした。
1つ質問させていただきたいのですが、よろしいでしょうか。
マズローの欲求階層理論(欲求段階説)を根拠に検証されていましたが、みなさんはこの理論は正しいとお思いですか?私はこの理論を詳しく知っているわけではないのですが、私の知る限りで判断すると、どうもこの理論は正しいとは言えないような気がするのです…。
「世界に何らかの力を加えて自分の望むものを生み出す行為が喜びである」ということには異議はないです。だから結論に反対するわけではないんですが。
総合1年 70303960
栗林広志
投稿者 栗林 : 2004年12月10日 08:35
栗林広志さんの質問に関して
こんにちは。8班の藤本志保子です。
栗林さんの質問に答えさせて頂きたく思います。
私はこの理論は正しいのではないかと思っています。(全くもってすべての事象に対して正しいとはいえないとは思いますが。)
理由を、日本を例に具体的に書いておきます。
20Cの初頭、一般的な日本は最低限の生活を追求したいという欲求を持っていたていた。
最低限の生活とは主に衣食住。マズローの五段階で言うなれば
第二段階。
しかし、経済的に豊かに、かつ治安も良くなってきた今では、
この段階の生活へを追求したいという欲求を持っている人々は少なくなった。
反面、現代の日本人は自尊心、楽しみ、個性をいったマズローの段階で言えば4.5段階にあたるものを追求することへの欲求が出て来ている。
よって、時代の流れが運んできた生活上の豊かさと段階の上りようは比例していると考えると思っています。
答えになりましたでしょうか??
よろしければ、栗林さんのこの理論が正しいとは思えない理由を教えて頂きたいです。
よろしくおねがいします。^_^
総合3年 70207723
藤本志保子
投稿者 藤本志保子 : 2004年12月29日 14:15
藤本さん
栗林です。回答ありがとうございました。あと、返答が遅くなってごめんなさい。簡単に私が思ったことをまとめてみます。
その前に1つ訂正させてください。質問を書き込んだときに、とっさに言葉が思い浮かばずにとりあえず「正しい」という言葉を使いましたが、「妥当である」のほうがまだマシなのでそちらで認識しておいてください。
私がマズローの説に疑問を感じるのは以下の2つの点が要因です。
1.「自己実現欲求」の領域のあいまいさと階層による矛盾
2.システムとしての社会の欠如
まず1.に関して。マズローは5段階で下層から上層に向かう欲求の図式を思い描いたんですよね?確かに生理学的欲求がまず起こることは納得できます。しかし、その後の階層について考えるときに引っかかるのが、現代の私たちの社会において倫理的に問題があると考えられている欲求(「欲望」といったほうがしっくりくるかも)のことを考えていなかったのでは、と思えます。例えば、支配欲や暴力に対する欲望等。もっと具体的な例を挙げると、前にTVで戦地における子どもを取材したドキュメンタリーを見たんですが、そのときの子どもは、「親が殺されたから復讐するんだ。そのために生きている。」といっていました。これらは分類するなら最上位欲求の自己実現欲求に分類するしかないと思うんですが、そうすると下層の欲求が満たされてこの欲求にまで到達した、とは考えられないと思えるのです。
次に2.に関して。マズローの理論ではまず個としての人間があり、それらが集まって社会が構成されている、という風に読み取れるんですが、社会からの力のはたらきが無視されているように思えます。しかし、ノードとしての人間と社会との間には隔たりがあり、また社会にはたらく何らかの「力」が人に影響を与えるという側面も考えなければならないと思います。ただ、これはどの立場に立つかによって意見が分かれる問題ですよね。
少し(?)長くなってしまいましたが、今のところの私の考えはこんな感じです。どうでしょうか?
投稿者 栗林 : 2005年01月12日 16:38