学者の人生

| | コメント(0) | トラックバック(0)

ボストンのフリーダム・トレイルをたどっていたら、横にボーダーズ(本屋)があったので思わず入ってしまった。そうしたら、ジョセフ・ナイがこんな本を出していることにも気がついた。

Power in the Global Information Age: From Realism to Globalization (Amazon.com)

2004年5月発行とあるから出たばっかり。

内容は1970年代から書いてきた代表的な論文をテーマごとに並べなおしたもの。

おもしろいのは、一番最後の「Praxis and theory」という文章。ナイはよく知られているように、学者であるとともに、国務省や国防総省でも仕事をしてきた。生まれてから今までの自分の人生を振り返ってみて、二つの道を行き来したことが良かったと書いている。ただ、幼少時代は農業をやりたかったり、学部を卒業した後は海兵隊に入ろうとしたり、紆余曲折があったことも書いてある。博士課程での勉強は苦痛だったが、論文を書くのは楽しかったそうだ。学者の人生を考える上でとても興味深い文章。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 学者の人生

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://web.sfc.keio.ac.jp/~taiyo/mt4/mt-tb.cgi/37

コメントする

このブログ記事について

このページは、taiyoが2004年4月29日 12:15に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「RFIDとプライバシー」です。

次のブログ記事は「12日間で651通」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

Powered by Movable Type 4.01