Sem Pringpuangkeo Foundation

セム医師基金

 

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背景

エイズ孤児のための奨学金

 

タイは現在、アジアにおいてインドに次ぎエイズウィルス感染者が多い国として知られている。タイの保健庁の報告によれば、80万人ものエイズウィルス感染者が存在し、そしてすでに発症した患者は3万人を越えている。

 

現在、何千人ものエイズ患者が死にかけている。エイズ患者の比率が高い北部地方では状況は特にひどいと言ってよいだろう。

 

エイズに感染した人の多くは、働き盛りで、家庭を 築き始めてまもない年齢で、たいてい幼い子供や学齢期の子供がいる。 こういった家庭において両親が命を落としてしまうと、子供を養う負担は 祖父母や親戚の肩にかかってくる。しかしながらこの祖父母や親戚とて 低所得のため、子供を養う余裕などないに等しい。

 

保健庁の伝染病対策部は、現在すでに1万人のエイズ孤児が存在しており、2000年までにその数は12万人に達するだろうと推定している。

 

このような状況を重くみたセム医師は、セム医師基金を設立した。その時点での現状が大きな社会問題となる可能性をはらんでおり、何らかの対処が必要だという認識の元での設立であった。

 

政府機関や非政府組織だけでは長期的にこの問題を解決にもっていくことはできないだろう。そこで一般市民からの経済的な援助によって実際的で有益な解決が可能になると考えられている。



 

あなたの気持ひとつで孤児たちは将来の選択肢を与えられます。教育支援というのは、ただ「学費を負担すること」ではありません。子供たちが未来の社会の一員となるための援助なのです。

 

 

 

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Yoshimi