第6講:入力された「時間割」をファイルに保存する

<この講義の目標>データファイルの入出力の方法を学ぶ 

   

第6講の内容
その1:入力された「1日分の時間割」をファイルに出力・保存する   「ClassTableWriter」を作成する
その2:ファイル出力された「1日分の時間割」を読み込んで       内容を表示する「ClassTableReader」 を作成する

   

 第5講までに作成してきたプログラム「ClassInfo.java」には、キーボードから入力されたデータを恒久的に保存するしくみがありませんでした。そのため、折角読み込んだ「1日分の時間割」の内容はプログラムの終了と同時に破棄されてしまいました。また、機構上の問題から、データの入力とその利用を事実上同一人物が行うようになっており、この点も「時間割表示システム」完成のためには改善すべき点でした。そこで今回は、一度キーボードから入力したデータをファイルとして出力する方法を学び、データの作成専用の「ClassTableWriter.java」という新しいプログラムを完成します。また、出力されたファイルを読み込んで利用する方法も同時に学習し、ファイルから読み込んだ「1日分の時間割」の内容をディスプレイに表示するプログラム「ClassTableReader.java」を完成します。