規制緩和をすることで効率の悪い産業分野の効率が上がり、余剰人員が吐き出されることになる。余剰人員を 効率の良い非規制産業に投入すればその分、 国民所得が増加する。また、 ニュービジネスによって 新たな雇用需要が発生すると考えられる。一方、消費者にとっては規制分野の 物価が生産性上昇によって下がるので、その分消費者の 実質購買力は上昇し、さらに、 内外価格差が縮小することで 実質購買力が増加する。こうした新たな需要をめがけて規制産業、非規制産業、これまで存在しなかったニュービジネスがこの需要をめがけて競争することになり、雇用需要が減ってしまうことはないと言える。