『アステイオン』90号特集「国家の再定義―立憲制130年」(5月24日)


 サントリー文化財団『アスティオン』90号に「国家、政党、国民―重心なきトライアングルの政治史」と題して寄稿しました。
 
 毎回、ものすごい執筆陣で大きなテーマの特集を組んでくる同誌ですが、今回の特集テーマは「国家の再定義―立憲制130年」。お話をいただいたときは、何が書けるのだろう、意味のあるものを書けるのだろうかと反問を繰り返していました。出来上がった、やはりものすごい特集を見て、特に池田真歩さんや趙星銀さんなどバリバリの若手による緻密な論文や、苅部直さんのような味読させてくれる考察と並ぶと、なんとも非力を感じるばかりです。とはいえ、ここのところ通史的なものを書きながらぼんやりと浮かんでいたものをかたちにできたことで、自分にとってはひとつの到達点を見出すことができたようにも感じています。
 
 ありがたいことに、勤務先の慶應SFC生協では10冊ほど入荷してくれました(目配りの丁寧さ、、、すごい)。木村幹さんが「平積みされてるの、初めてみた」とツイートされていました。僕も、三田キャンパスの生協で面陳されていることはありましたが、平積みは初めて見ました。ありがたいかぎりです。SFCの方で興味を覚えた方は、ぜひ生協でお買い上げください。
 

 
 アステイオン90号の目次はこちらから。拙稿の冒頭部分もお読みいただけます。
https://www.suntory.co.jp/sfnd/asteion/vol90/index.html
 
 <追記>読売新聞7月29日の「思潮」欄(小林佑基氏)に取り上げていただきました。ありがとうございます。


Comments

1件のフィードバック
  1. […]  2017年にリスボンで行われたEAJS(ヨーロッパ日本研究協会)で産声をあげた『GLOBAL PERSPECTIVES ON JAPAN』の第4号に拙稿を寄せさせていただきました。以前、『アスティオン』90号の特集「国家の再定義―立憲制130年」に掲載していただいた「国家、政党、国民―重心なきトライアングルの政治史」を翻訳していただいたものです。 […]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です