社会のニーズ

社会のニーズ

三菱商事は十分に社会のニーズを拾ってないのではないだろうか。それは三菱 商事の社会貢献活動が大枠ではずっと変わっていないことからいえる。今以上 に社会のニーズを知るには、例えば年に数回アンケートを実施する等、広報活 動を行う必要がある。しかし「限界」があるため、ニーズを拾うことができない。 現在では多数の人が応募するという理由で一部の人しか活動の参加の対象にしていな い。三菱商事としては参加希望者が多すぎることによって、参加希望者をセレ クトすることを望んでいない。参加希望者の気持ちを無碍にすることになってしまうからである。そこで、他企業との共催で社会貢献活動をす るのはどうだろうか。具体的には現在、年に1回のみ行われている「母と子の 自然教室」を他企業との共催で回数を増やし、回毎に担当社を決める。このよ うな形態をとることにより、実質的に活動の規模を広げ、活動の対象となる人を増やすことができる。

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慶應義塾大学総合政策学部専門基礎科目
組織コミュニケーション論