(印刷用 PS 版は /home/hattori/visual-prog/latex2e/main.ps
です)
言語の要素
クラス
- クラスは六角形のアイコンで示され、クラス階層は木構造で図示される。(この機能はMartenでは無くなってしまったようだ)
- クラスのアトリビュート(いわゆるインスタンス変数、クラス変数のこと)は三角形のアイコンで示され、名前と初期値が表示される。上位クラスから継承されたアトリビュートは、アイコンの違いで区別できる。
メソッド
- クラスに属するメソッドの他に、どのクラスにも属さないメソッドもある。
- メソッドは複数のケースの列である。
- それぞれのケースはデータフロー図で表わされる。一番上がメソッドの入力、一番下がメソッドの出力で、その間にいろいろな操作を配置し、どのようにデータが流れるかを線で結んで表わす。
- メソッドが呼び出されると、まず最初のケースが実行される。データフロー図の途中に条件を書き、条件が満たされなければ次のケースを実行するようにできる。
- データフローなので、フローチャートのように上に戻ることによって繰り返すことはできない。繰り返しのためには、リスト形式のデータを扱う操作が用意されている。(MartenではList, Loop, Repeatの三種類になった。User Guide 28ページ参照。)
- 操作を一定回数繰り返し、結果をリストとして出力する。
- 入力としてリストを受け取り、リストの各要素に対して同じ操作を適用する。
- 入力としてリストを受け取り、条件によってリストを二つに分割する。
- データフロー図が複雑になるのを防ぐため、いくつかの操作をまとめて一つの箱にすることができる。見かけはメソッドと同じだが、その場所でしか使えない。
- データフロー図が複雑になるのを防ぐため、ノードの中に数式を書いてしまう(ちょっとずるい)こともできる。