「パターンランゲージ」(2010年度秋学期担当科目)

2010.09.05 Sunday 10:02
井庭 崇


秋学期の僕の担当授業「パターンランゲージ」を紹介します。

「パターン・ランゲージ」というテーマ・内容だけで1学期間授業をするという、日本で唯一の授業です(おそらく世界でも?)。

今年は、日本におけるパターン・ランゲージ実践・研究のキーパーソンである 中埜博さんと 江渡浩一郎さんをゲストとしてお招きします。

さらに、竹中平蔵先生と「政策のパターン・ランゲージ」の制作に向けての初めての対談を行います。

履修者は学期を通じて、自分たちの興味・関心のあるテーマでパターン・ランゲージをつくる、というグループワークに取り組みます。

この授業を通じて、ぜひ「パターン・ランゲージを理解し、使うことができる人」ではなく、「パターン・ランゲージをつくることができる人」になってほしいと思います。




慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)総合政策学部・環境情報学部
「パターンランゲージ」(木曜日4時限, 担当:井庭 崇)

■主題と目標/授業の手法
この授業では、創造・実践のための言語として「パターンランゲージ」を取り上げ、その考え方と方法を学びます。パターンランゲージは、創造・実践の経験則を「パターン」という単位にまとめ、それを体系化したものです。かつて、建築家のクリストファー・アレグザンダーは、建物や街の形態に繰り返し現れる関係性をパターンとしてまとめました。その後この考え方は、ソフトウェア開発の分野に応用され、成功を収めました。SFCでは、「SFCらしい学び」のパターン・ランゲージとして、「学習パターン」(Learning Patterns)が制作・配布されています。この授業では、パターンランゲージの考え方を学びながら、創造的コラボレーションや社会デザイン、ものづくりなど、新しい分野において、自らパターン・ライティングできるようになることを目指します。

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