井庭研春プロ:パターン/スタイル・マイニングのための読書

2018.01.28 Sunday 20:58
井庭 崇



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     これらの本を読みながら、「書くこと」のパターンになりそうなことが語られている箇所や、スタイルになりそうなことが語られている箇所を探し、線を引いたりして「自分なりの書き込み」をしていきます。

    パターン・・・書くという実践の質を向上させるために、奥の人におすすめすべきコツ・経験則(やり方・考え方)。それをしないと実践の質が損なわれる「問題」がおきやすくなります。

    スタイル・・・書くということへの考え方や実践方法において、そういう人もいるというもの(一例として紹介するとよいが、多くの人が実践すべきだとおすすめするというものではないもの)。人によっては、別様でもあり得るもの。


     『創造的論文の書き方』と『考える技術・書く技術』からは、基本的にパターンがたくさん見つかるでしょう。村上さんの『職業としての小説家』『みみずくは黄昏に飛びたつ』については、パターンとスタイルの両方を見つけられると思います。注意が必要なのは、村上さんが「これはあくまで僕の場合ですが」と言っているものでも、スタイルではなく、パターンとして抽出できるものもあるのがあります。実際、パターンかスタイルかの境界はあいまいなので、自分なりに判断が求められます。また、同じ箇所からパターンとスタイルが両方見つかることもあります。

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