「2年後」の決意

2019.12.21 Saturday 22:57
井庭 崇



倒れてから2年目の今日。改めて心に誓う。来年は、本当に自分が疲れるような仕事・予定を入れないようにする。徹底的に排除する。たとえば、人に会うのはとても疲れるのだ。そして、予定にがんじがらめにならないように、ざっくりとしたスケジュールだけにして、細かく予定を入れ込まない。これは本当に死守しなければならない。

そのことで「自分勝手な人だ」と思われても構わない。そんな人にそう思われないということよりも、死なずに生き続けることの方が圧倒的に重要だからだ(本当に近く理解してくれている人ならば、そんなことを思わないだろう)。「嫌われてもよい」という覚悟が今の僕には必要だ。そもそも八方美人的に誰にでもよい顔はできないのだ(つい、そうしようとしてしまって、自分の事情を後回しにしたりしわ寄せしてしまったりするが)。

つまり、みんなに「いい人」であるのをやめようと思う。「いい人」であろうとして、死んでしまっては、「いい人」の「人」が抜けて、ただの「いい」だけになる。そんなこと、ぜんぜん意味がない。

幸い、なんでも自分でやってしまおうとしがちな僕も、倒れてからは仲間により頼ざるを得なくなり、その結果、いろいろなことを仲間に委ねることができるようになった。そして、よいことに、それがかなりよい感じだということだ。だから、僕がこれまで一人でやってきたようなことも、いまはチームでしているし、そのことに新しい可能性を感じている。

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