井庭研B2シラバス(2023秋)「Natural & Creative Living Lab:研究プロジェクト実践」

2023.06.05 Monday 22:31
井庭 崇



井庭研では、新しい発想の学術研究を通じて、新たな視点、概念、方法、メディアを開発し、人々がいきいきと生きる未来の実現に貢献することに取り組んでいます。目指しているのは、ナチュラルにクリエイティブに生きる喜びのある「創造社会」であり、そのために、素晴らしい質の実践に潜む原理の解明と、その発見にもとづく実践支援の研究を行なっています。

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井庭研では、土台となるB1(Foundation)に加えて、B2プロジェクトとして水曜日の午後(3〜6限)に集まって、研究プロジェクト実践を行います(時間割上は水曜6限となっていますが、B2プロジェクトに参加する人は、3限から夜まで授業や他の予定を入れないようにしてください)。みんなで、まとまった時間を取って、どっぷりとプロジェクト活動に浸ります。

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■ そもそも「研究」とは

「研究」とは、「知のフロンティア」を開拓する営みのことです。人類全体で見たとき、これまでの歴史のなかで、誰かが調べたり試したりした結果、「既知の領域」が広く広がっています。しかし、それでもまだ人類にとって、その周辺に「未知の領域」が広がっています。

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この状況で、学術的な「研究」は、その「知のフロンティア」を少しでも掘り進み、押し広げていく知識創造活動を行います。それは、多くの場合、苦労の多い作業となります。道なき道を、自ら道をつくりながら進んでいくことになるからです。しかし、そうすることで、ようやく人類で初めてその領域を開拓し、他の人たちに広く共有することができるようになります。このように、研究はとても創造的な活動です。まだ誰も知らない・実践したことのない、意義と付加価値のある成果を生み出すという創造実践なのです。

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