箕原辰夫


Mac OSの種類

■Mac OS X

Mac OS Xは、内部ではUnixベース(BSD4.4+Mach Kernel)です。 Mach Kernelは、カーネギーメロン大学で開発された、Unixの高速化を目指したオペレーティング・システム (OS)の根幹を構成するソフトウェア部分です。Mac OS Xは、基本的にはLinuxとおなじUnix系のOSですので、 高速に安定して利用することができます。それは、Mac OS Xの場合は、「バージョンアップするたびに、 古いコンピュータでも高速に動いてしまう」というややApple Computer社にとっては、売り上げを落とす ような結果にもなっているのですが、PowerPC G3 CPUで動く古いMacintoshでも、 Windows Vistaよりも速くMac OS Xが動いてしまっています。 なお、バージョンによって愛称(開発コード)がついています。ぜんぶ猫系です。

Pantherなどは、古いPowerPC G3でもさくさく動きます。なお、10.5からは、Intel系のCPUに チューニングされていますので、PowerPC系のCPUのMacintoshで動くのは、Tigerぐらいまででは ないかと思います。Snow Leopardは、Leopardの発展系になっていますので、いきなりこんな名前 になっています。

■Mac OS 9 (Mac OS Classic)

Mac OS X 10.4までは、今までのソフトウェアを動かすために、MacOS 9.2がClassicモードで動きます。 MacOS 9.2がインストールされているドライブが存在する場合は、「システム環境設定」の「Classic」という 項目を開けば、MacOS 9があるかどうか自動的に探して、必要であれば自動的に起動するように設定できます。

■SFCにあるMacのOSの版

2009年春時点のものです。Leopard(10.5)になっていないのは、ライセンスとか購入時期とか 安定性の問題からです。

κιεο実習室:
iMacが置かれており、Mac OS X 10.4 (Tiger)が搭載されています。
λ21実習室・メディアセンター:
MacProが置かれており、Mac OS X 10.4(Tiger)が搭載されています。

NetBootとアプリケーション・サーバとファイルサーバ

SFCでは、手前にあるMacintoshとアプリケーション・サーバ、そしてファイルサーバの3つが 連携して動いて、はじめて、1つのアプリケーションが動きます。ですから、このうち、どちらかの サーバが落ちていても、アプリケーションが動かなかったり、ドキュメントを開けなかったりすることが あります。

■NetBoot

SFCのMacintoshは、ローカルなハードディスクにシステムを持っています。 ネットワークを介して、サーバーのコンピュータ(MacOS X Serverが動いている)から、 システムをネットワークでファイル転送して、立ち上がります。これをNetBootと呼びます。 SFCでは使っていません。

■アプリケーション・サーバ

■ファイルサーバ


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