« 非効率性 | メイン | Pity,not,maybe »
Oktober 19, 2003
感想文
ストーリー自体に目新しい点はなかったけれど、一つ一つの何気ない表現が気に入った。必ず場面ごとに空に関する詳細な表現があったのもうれしかった。
サスペンスともSFとも取れる雰囲気でたゆたっているような構成なんだけど、作者がやっぱりうまいからか飽きずに読めた。人が消えるっていう有り得ないことが、自然な流れ。
それに久しぶりにきゅんとなるっていう、言葉にすると恥ずかしいような本だった。やっぱりいまどきの若者って呼ばれる人たちが主人公の話っていいなあ。永遠の憧れだから。
最後に主人公が死ぬんだけど、その後日談がタイトルの「星堕」っていう造語にはまっていた。こーゆー荒廃した感じ好き。少し未来の話なんだっていう設定がここでやっと生きてくる。
という感想を書けるような本を読みたい。
投稿者 POE : Oktober 19, 2003 07:03 EM
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://web.sfc.keio.ac.jp/~t03881nf/poeg/mt-tb.cgi/6
このリストは、次のエントリーを参照しています: 感想文:
» free sprint ringtone from free sprint ringtone
[続きを読む]
トラックバック時刻: Mai 29, 2007 05:39 EM