Januar 05, 2004
新聞で見かけた平和そうな言葉
「市民が大喜び」
これほどまでに平和でほのぼのした言葉の組み合わせはそうあるものではない。ただの喜びではなく「大喜び」なのである。そのヘッドラインのとなりに、老人がゲートボールを楽しむ姿が映し出されている。
「若手が電話相談」
曹洞宗の20~40代の若手僧侶32人(うち女性1人)が毎週、電話で青少年の悩みを聞くというもの。その内容はさておき「若手」という言葉とその「若手」が実は若年僧だったという内容はまさに平和。殺伐とした世間を電話相談によって救おうとする気鋭の試み。カッコつきで記載された「(うち女性一人)」というのも見逃せない模様。
「みやげ手にUターン 」
ここでのポイントは「みやげ」です。この「みやげ」という言葉は帰郷などのノスタルジックなものと結びついたとき、最大の威力を発揮する言葉です。付属した言葉が「手に」というのもいいものです。隣に掲載してあった写真はどう見てもキャリーバッグなのだけれども、それももはや関係ないでしょう。
「物忘れ受診2・4倍増」
なんてことはない、痴呆症の診断の記事。タイトル負けです。医者が患者の病状を忘れたまま診断してしまう物忘れだと思ったのに。
「ザ・村長③ 先生 上小阿仁 」
こんな連載やっているんだ、朝日新聞秋田版。「腕力に自信があった。悪さをすれば軍隊流の共同責任。いま思えば暴力教師だった」。未来だけが明るかった頃の日本の話しでしょうか。嫌いです、この人。ちなみに村民の35パーセントがこの人の教え子らしいです。
教え子で、村議6期目の斉藤博臣さんは「現状維持で政策を先取りできない」とこの村長を批判。村長選に立候補したかったが「勝ち目がないから」やめたというこぼれ話まで載っていました。
投稿者 POE : Januar 5, 2004 03:36 EM
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