Januar 26, 2005
死んでも生きかえる
というか設問の意図がよくわからないあたりが、教育委員会の調査っぽくてよい。小学生に「人は死んでも生きかえると思いますか?」って聞くなんて、「核はこの世界に必要ですか?」という質問を小学生に聞くのと同じレベルじゃん。
一方での、小中学生の、生きかえる理由に「リセットすればよいから」が多いことなど、大人の趣旨を理解しているようで、今の時代の子供っぽくてよい。空気をよめる子供には好感が持てる。
ところで、個人的にこのアンケートをうけたとして、大人受けを一切気にしないとしても「生きかえる」と答えると思います。
だってこの数万年の歴史のなかで一度くらいは生き返った人がいるかも知れないうえに、今までたまたま誰も生き返っていなかっただけで、明日からは生き返ることが日常茶飯事になってしまうかも知れない。
生き返るの定義はわからないけれど、科学がそれを可能にすることは別に荒唐無稽でもないように思う。(本人と寸分たがわぬ人工知能みたいなものとクローンの組みあわせとか;この安っぽさが荒唐無稽ではあるけど)
まあ、二択を「生きかえり得ない」と「生き返り得る」と読み替えてしまうことになるけれども、そのときどっちが科学的な態度かといえば後者だよね。
何かの理論を自分で確かめないで盲目的に信じてしまう(そうせざるを得ない)という点で、宗教と科学は違いがないはずで、それでもそれを個人レベルで差別化出来るとするならば、それは疑う態度と絶対を忌避する心持のはずだから。
投稿者 POE : Januar 26, 2005 05:39 EM
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://web.sfc.keio.ac.jp/~t03881nf/poeg/mt-tb.cgi/688