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Mars 06, 2005

想像力とマンガ

いまだにそんな人がいるかどうかはわかりませんが、一時期「マンガは想像力がなくなるからだめだ。活字を読め」みたいに言っている人がいた気がします。

でもぼくは小説を読むときよりもマンガを読むときに、想像力を必要とします。

小説を読むときに使う想像力は基本的に、活字を絵やイメージにすることに使ってしまい、その他のことを考える余裕があまりないんです。
しかも、小説って基本的には長編と呼ばれるものでも500ページくらいで完結しているものが主流で、一気に読んで「はい。終わり」となってしまう。

一方でマンガ。絵はもう描いてあるので絵を想像する必要はないのだけど、逆に頭に余裕があるぶんだけ、ほかの事を考えざるをえなくなってしまいます。この人は何を思っているの?え?なんで?マンガには多少のモノローグはあるものの、文字量や文字による心理描写は圧倒的に少ない。やはりそこでは想像力が必要になってきます。
さらに、マンガはなかなか終わらない。全20巻って一体?連載期間20年ってつまり?というわけで、もう想像するしかないわけです、この状況。

まあ、今はマンガの活字も読まない人も多いみたいで、「マンガくらい読みなさい」って時代になりつつあるんだろうけど。ことばはいつまでその力を持てるのかな。まあ、簡易さと速度の問題で、テレパシーでも出てこないまでは、大丈夫だと思うけど。

投稿者 POE : Mars 6, 2005 11:32 EM

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トラックバック時刻: April 30, 2007 12:34 FM

コメント

小説よりマンガの方が二次創作が横行してるあたり(まぁ最近の話ですけど)マンガの方が想像力かきたてられるんだろうなぁとは思います。

先日都写美のOTAKU館行ってきました
男の人がプロデュースしてるだけあって7割方男性用アニメやらゲームやらのポスターが吊られてたり貼られてたり、かといって女性用も、ノーマルな感じとは程遠い作品が並び…なんていうかちょっと明るいアニ●イト様みたいな雰囲気でした。
上の階でやってた文化庁メディア芸術祭も楽しかったです。アルスエレクトロニカっつう(あ!リンツだからドイ語ですよ!ぜひ行ってみてください!笑)メディアアートのお祭でもわからなかったインタラクティブアートの楽しさってのがわかったような気がちょびっとします。

南大沢ってイトー●ーカドーあるとこですよね?一時期派遣のヘルプで行かされたことあります。遠かった

投稿者 ぞくぞく・アホの子 : Mars 7, 2005 10:18 FM

メディア芸術祭行きたかったんですけど、もう終わっちゃいましたよね。残念。。。おたく展はそのついでに行きたかったんですけど、もはや写美に行くとしたらおたくのほうがついでじゃなくてメインになってしまうので迷っています。

南大沢は、あのイトーがある南大山じゃなくて、京王線のはじっこのほうです。あ、イトーがあったかも知れません。

投稿者 poe : Mars 10, 2005 06:48 EM

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