Juni 26, 2005
プリンと遠足
プリン作りと遠足を子供たちと一緒に英語でしてきた。
英語教育の授業の実践。担当の先生の塾の生徒と一緒に、二日間にわたってプリンを作ったり(それでテーブルに傷をつけたり)、東京タワーにのぼったり、水上バスに乗ったり、浅草でゲームをしたりした。
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近代教育が限界にきてるなんて言うのはたやすい。
そんなの新聞か本をちょっと読んだり、もしくは普通の公立学校に行った人なら誰だって気付いている。
じゃあどうしたらいい?と聞かれたときに、教育回路の複線化とかフリースクールの充実とか、文脈に埋め込まれた学習が大切だとか言い放つのもたやすい。そんな結論の本はたくさんあって、とてもスマートで、口にだしたならば問題は解決したような気になる。
でも、じゃあ実際にあなたに何が出来て、いまこの状況であなたは何をするの?という状況に立たされた時。現実にはもちろんあまりにも多くの制約があって、他の分野でもそうであるようにまだ近代を生きている世界の中で、近代の代替案はあくまでも案でしかなくて、たとえば明日からも学校は存在して、来年も同じ地域に同じ年に生まれたというだけで同じ部屋に換金される状況は続いていって、一日は24時間で、それぞれの生活は続いていって。
だから現実は、かっこわるくて、いびつで。理論をほざいている隙間は減っていって。
理論と現実が乖離していることくらい知っているけど、でもその知っているも理論上でのことだったんだよね。遠足とプリン作り。素朴で、何かが変わるわけでもなく、でも意味があるのだと信じて。
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楽しかったよ。みんな笑えてた。きっと、まずはじめは、とりあえず、それでいい。
通り道はどうでもいい。笑えたならば、それでいい。
投稿者 POE : Juni 26, 2005 10:56 EM
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コメント
あなた本当に行っちゃうの?
淋しくなるわ。せめて最後に歓迎会開かせてネ。
てかぽえはいつ暇なん?
投稿者 jane : Juni 27, 2005 04:00 FM
行ってしまうみたいだね、どうやら。
ノルウェーに行くってイタリア語の先生にしたら
「それは自分で決めたの?誰かに行かされるの?」
って聞かれたよ。
どうやら罰ゲームみたいなものと思われたらしいね。
14日以降はだいたい空いているはずだよ。いつでも。
投稿者 POE : Juni 28, 2005 10:53 EM