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Oktober 28, 2005

NORSK

ノルウェー語でプレゼン。ひどかった。こうして伝統は発明されてしまう(by Eric Hobsbawm )とわかっていながらも、他にどうするでもないときがあるんです。

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東京について少し説明したいと思います。1200万人が住んでいます。ノルウェーは450万人、でも土地は小さいです。たくさんの人がどこにでもいます。電車のラインは50、バスのラインは200。乗り換えは日本人にも難しいです。浅草寺。東京タワー。花火。。。。。
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ハタチをこえた人のする発表じゃない。辛うじてパワポでごまかすも、人とものの多さだけを強調して終わりました。

でも語学を勉強するのは、習得を目標としなければ(だめじゃん)楽しい。たとえば、同じ語族のドイツ語との共通点はもちろん、英語との共通点なんかもたくさんある。でも文法はめちゃくちゃ簡単だったり、発音がしゅおしゅおしていたり。

まず英語を相対化できる。ひとつの外国語だけをしているとそのスペリングなり文法が絶対に思えてくるけど、歴史的に見れば英語なんてただの俗語のひとつに過ぎなかった。似た発音でスペルが違う言葉、スペルが同じなのに発音がぜんぜん違う言葉。たとえばlineという単語のスペルがlineである必然は英語の外には求められない。

そして言葉がたどってきた数千年の歴史を思うとどきどきしてくる。個人のいい間違えがやがて広がって違う発音になっていく過程を思ったり(グリム兄弟のグリムの法則が有名だよね。かなりのちの人に修正されたけど)、俗語が国語になってゆくその歴史を調べたり、言語は習得だけが全てじゃないと思います。

というわけで、まだ習得を目指しては取り組めてはいません。

他にも上に書いた言葉にたいするロマンの他にも見所がたくさんなのです。たとえば先生の教授法とか。だんだん英語からノルウェー語の占める割合を増やしていったり、「休憩をとりましょうか」などの些細な言い回しも毎回同じ語順と同じ単語で言って記憶への定着をはかっているんだろうなとか、ゲームをするタイミングとか。

アジアンが名指しで文句言う都知事とか淫行禁止条例とか歌舞伎街浄化だとかには触れられずに、まだまだ東京はただの人の多いだけの政治性のかけらもない街のままになると思います。

投稿者 POE : Oktober 28, 2005 08:48 EM

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