November 03, 2005
面白い大学。
暇だったので色々な大学のサイトをのぞいてみる。
今のところ一番面白いのは秀明大学かな。西部邁が学長というあたりからもう期待は高まるわけだけど、学頭メッセージではいつもの戦後教育批判をして、道徳や国民性教育の必要性を訴える。ここまでで全体の8割。
で、実際の教育にどう帰結させているかというと、
(1)学生寮の提供←教育と生活の融合
(2)一年の英国留学(義務)←国際化の時代だから
(3)頭髪規定←ならず者とみなされないため
学生寮、留学はまあどこの大学でもあると思うので(説明はこじつけだし。ところで反米なので英国なのかな)、ポイントは頭髪規定くらいか。しかもその理屈というのが派手な髪をしていると、「ならず者」と見なされるが、そこに理論がないと将来の可能性を閉ざしてしまうだろうということ。
まあどれだけ大学生が髪をいじってて「ならず者」と見なす人がいるかはおいといて(いるの?)、なんかさんざん国家がどうとか、歴史がどうとか言っておいて、結局頭髪規定に落ち着くというあたりが、戦後教育っぽくて、なんか身を張った逆説っぷり、というかそのシニカルさが面白いと思った。
投稿者 POE : November 3, 2005 08:58 EM
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://web.sfc.keio.ac.jp/~t03881nf/poeg/mt-tb.cgi/924