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Desember 21, 2005

OSLO

ベルゲンに留学してる子がオスロに来ていた。肉が比較的安価で売られていることや、デパートがあることや、地下鉄があることにしきりに驚いていた。オスロが一応首都だということを思い出した。でもベルゲンのほうが全体的にケバいらしい。なんか想像できないかな。

ムンク美術館に行く。叫びを一昨年に盗まれた後一年以上かけて改装工事をしただけあって、セキュリティーがばっちり。入館時の持ち物検査、金属探知機。もう盗まれるような有名な絵がないにも関わらず、こうした飛行機並みのチェックをするのは、ただの意地なのか、それともいつか叫びが帰ってくる日を信じているのか。どちらにしてもいたたまれません。

現代美術館にも久しぶりに行く。お客さん1人に職員4人くらいの割合で人が少ない。公営で無料なので、商売っ気もまったくなくミュージアムショップもつぶれてた。でも、ここ好きなんだ。現代美術ってわけわかんないんだけど、わけわかんない世界じゃわけわかんないもののほうがうまくそこに嵌ることがあったりするから。

授業の成績がもう出ていた。結果はWEBで自分用のページにログインして見るだけ。悪くないんだけど、そこまで全てが良いわけじゃないから、慶應には多分全ての単位は移管しないかな。

日本はなんで、試験後に二ヶ月もかかるのだろう。教員は一週間くらいで採点を終えるのに、その後の謎な数週間に何が行われているんだろう。履修申告がWEBで出来るなら成績閲覧も同じようにWEBで見られるようにすればいいのに、しないということは、きっとそれなりに理由があるのだろう。留年をしてしまった学生の怒りを静めるためお払いとか、成績表を使った職員全員参加の賭けだとか。

また一人
見世物小屋に
男が入ったようだ

目を覆うほどの
悪行を披露すると
誰もが口しきりに噂する

冷淡に表情も変えない彼には
赤も黒も通っていないらしい

彼を蔑めば
客は誰でも仲間になれるという

パンも劇場もあるこの街でさえ
見世物小屋の繁盛はやむことを知らない

屋風、史部屋、仁照例、信二逝区、産気射、
あらゆる場所のあらゆる小屋が様々な形相で
彼を追いかけ続ける

出来事は偶然では有り得ない
彼が全てを起こしたのだから
責任の線は全て彼にたどり着くと

物知り顔の店主が
加熱する客の罵倒を加速させる

あらゆる客は舞台には立ち得ない
それを疑う必要などはないという

彼と自分は有り得ないほど遠い
別の世界を生きてきたのだから

笑顔の客は
また今日も見世物小屋へ向かう

投稿者 POE : Desember 21, 2005 10:14 EM

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