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Februar 13, 2006

ストックホルム

ストックホルムに行ってきた。バスで6時間、300NOK(5000円くらい)。

寒かった。マイナス8度くらいらしいのだけど、味わったことがない寒さだった。太陽は燦燦と輝いて、計画的に作られた近代的な街並みを照らしているのだけど、寒い。たくさんの人が陽気に路頭を埋めているのだけど、寒い。9両編成の静かな電車が街を縫うように走っているのだけど、寒い。

まず国立美術館。ノルウェーとの国力の差をまざまざと見せ付けられた気がする。蒐集物の多さ、多様さはノルウェーとは比べようもなかった。なんか、建物も階段も全て大きかったもん。展示方法がうまいのだとも思う。照明の使い方、順路の設定の仕方にセンスを感じた。

監獄博物館。かつての監獄をホテルと美術館にした、というありがちな場所。60年前に放棄された場所なんだけど、日本の今の刑務所よりも豊かな気がした。一泊4000円くらいだと思うので、スウェーデンにお立ち寄りのさいは是非。ボクは嫌です。

なんとか塔。高さ155メートルのテレビ等。スカンディナヴィアで最も高い建物らしい。一応入場料は取るのだけど、展望台までは普通のエレベーターで普通にのぼる。夜景がすごい静かだった。日本のように**メートル以上の建物は赤色ランプを点滅せよみたいな法令(廃止されたんだっけ?)がないから、光は全然動かない。

なんかね、オスロよりも活気があった。街が輝いていた。広かった。高かった。

大きな鳥籠揺らしながら
色を失くしてゆく街を見てた
羽ばたこうとしない夢たちが
薄い灰色の闇へと消えた

夜の淵に置き去りにされた未来を
いつか誰かが取りに戻る日を今日は信じて

眠りたい
あたたかい場所で
空のない
世界にもしもまだ
そんな場所が
残されているのならば

投稿者 POE : Februar 13, 2006 12:27 FM

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コメント

電車や、寒いさいと、路頭や、多様とか、センスを是非しなかった?


投稿者 BlogPetのP : Februar 14, 2006 03:08 FM

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