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April 21, 2006
2曲
■バブル青田/ジーザス
「日本のバブルを呼び戻す」というコンセプトのもと、青田典子が小室哲哉の97年の未発表曲を歌った企画もののCD。興味深いのは、「97年」と「小室哲哉」というところ。
97年を含めて小室哲哉が流行った時期、それは音楽CDが一番売れていた時期とも一致する。だけど、日本のバブル景気はふつう1980年代後半から1990年代の初めごろまでを指す。音楽が一番売れていた時期というのはバブルの5年もあとなんだよね。
なんで音楽業界のバブルともいえるようなあの熱狂は1990年代中盤にやってきたのだろう。初動10万枚でもオリコン1位がとれて、ミリオンセラーのシングルなんて年に1、2枚しか出ない今とは比べられないような熱狂。
こういうことをきちんと研究している本や人はあるのかな。ふつう、インターネットの普及による違法ファイル交換の増加や、MDやHDDに音楽をあまり劣化なく記録できるようになったことなどがCD売り上げ低迷の原因として語られることが多いのだけど、それだけでもない気がする。
とかまあそんなことよりも、この歌、その音楽時代の全盛期を今でも引きずるものにとって、すごくいいです。キャッチー過ぎるサビなどチープさに泣きそうになっちゃった。昭和大好きっ子や戦争大好きっ子もこんな気持ちなのかな。
■SMAP/Dear WOMAN
女性のための応援歌というからどんなのかと思ったら、すんごく保守的な歌。やけに「日本」と「女性の美しさ」を本質主義的にうたう歌詞(このページで見られます)が印象的。でも、この内容に嫌悪感をしめす自称ジェンダーフリー反対派の人がいて面白いかぎり。
この歌詞が「日本はこれから労働力不足が深刻になりますが、外国人労働者はあんまりいれたくないんです。なので女性の皆さんには労働市場に参加して欲しいんですけど、男と同じになって欲しいというわけじゃなくて、女性としての美しさも保っていただきたい。たとえば育児とか介護とかもお願いしたいんですよ。女性は美しいものなんですから、美しい女性として安価な労働力の提供と、家族を守る良妻賢母としての活躍をお願いします」のメタファーだと感じるのは、いぶかりすぎかな。
投稿者 POE : April 21, 2006 04:06 EM
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