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2004年09月18日

第11回 デジタル・デバイド

第11回 デジタル・デバイド:国内・国際デバイド、ドットフォース、WSIS

■ユニバーサル・サービス

セオドア・ヴェイル(AT&T社長):分割を回避するためにユニバーサル・サービスを政府に約束

どこでも均一にサービスを提供する義務:日本の電電公社とNTTにも

■アメリカにおけるデジタル・デバイド

電話があってもISPのアクセス・ポイントがない
ブロードバンドがない

教育のデバイドと相似形

多分に政治的な要素

■2000年九州・沖縄サミット

IT憲章で国際的なデジタル・デバイドをとりあげる

日本政府はIT憲章で終わらせようと思っていたが、実行が伴わないとだめという批判を受け、ドットフォース(Digital Opprtunity Task Force)が設置される

翌年のイタリアのジェノア・サミットに報告書提出するが、デモ隊の騒ぎにかき消される

さらに一年延長され、2002年のカナダのカナナスキス・サミットに具体的な政策案を提出

■国連ICTタスクフォース

2000年にアナン事務局長が提案
数回会合が開かれるが、実質的に機能せず(ドットフォースとの重複も問題に)

■世界情報社会サミット(WSIS)

ITU主導でデジタル・デバイド解消のための提案を議論する

ITUによるインターネット主導権獲得のための運動

2003年にスイスのジュネーブ、2005年にチュニスのチュニジアで本会合。その前に各地域とジュネーブで準備会合

インターネット・ガバナンスが問題に:なぜ台湾が入っているのか、なぜ米国政府がルートAサーバーを管理しているのか

アナン事務局長の下にインターネット・ガバナンスを考えるタスク・フォースを設置

日本ではIGTFが始動

■文化とインターネット

増大する非英語人口

チュニジア:産業化時代の失敗を繰り返さない

ペルー:ローカルな言語の導入

■文字コードとフォント

カンボジアのクメールとISO

インターネット・コミュニティの役割

■アクセシビリティ

インターネットを使いにくい人々

画像認証

バイオメトリックス認証

投稿者 taiyo : 2004年09月18日 18:23

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