ボストンへ

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 ラウンジで妻にメールを出したかったのだが、かなわなかったので、ネット・カフェはないかと歩き始めると、公衆電話が目にとまった。その横には国際電話のカード販売機がある。手持ちには30ユーロ分の紙幣と小銭がある。一番安いカードは20ユーロである。これを買って電話をすることにした。10分ほど電話で話す。相変わらず体調は良くないようだ。少し遅延があるが、音質はまあまあである。
 ゲートに行くと、だいぶ人が集まってきている。しばらくすると、プリボーディング・エリアへの案内が始まった。柵で区切ったエリアに入り、いったん入ると出られなくなる。ここでいくつかのセキュリティ上の質問を受けてボーディング・パスを切られてしまう。ボーディングに時間がかかるよりは、この方式のほうが良いのかもしれない。
 座席は6Fである。ひょっとするとビジネスにアップグレードされたのかと思ったが、残念ながらビジネスは4列しかなかった。期待はボーイング767である。747よりも小さく、いささか古くなっている。シートテレビはなく、スクリーンを皆で見るタイプだ。映画は何と1本しかない。それもよく分からないホーム・コメディで、『Mr. なんとかwood』というタイトルである。本を出版して成功した主人公が故郷に戻ってくると、小学校の時に自分をいじめた体育の先生と母親がつき合っていることを知り、その妨害に乗り出すという話だ。どうでも良い内容である。
 隣に座ったのは初老の男性で、座ったとたんに歌を歌い出したのでイヤな感じがしたが、その後はおとなしくしている。それよりも困ったのが前のスペイン人グループである。任天堂のDSを免税で買ったらしく、二人がけの席で三人が集まり騒いでいる。この辺がスペイン人らしさなのか。テーブルがぐらぐら揺れるのでやめて欲しい。
 いよいよバッテリーがなくなってきた。ボストンに行くまでに原稿を一本書き上げたかったがそうもいかないようだ。日経のネット時評と産経のスクロールの原稿がある。

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このページは、taiyoが2008年2月10日 11:46に書いたブログ記事です。

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