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2005年01月06日
グループ14コメント用
グループ14の発表に対してコメントをつけてください。いいコメントは評価の対象としますから、学籍番号と名前も忘れずに。ただし、あまりにも不当だと思われるコメントは削除することがあります。
投稿者 taiyo : 2005年01月06日 08:57
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コメント
発表ありがとうございました。
仮説設定の段階で「NPO増加の理由は多様に考えられる中、それら全てに統一的に適用できるもの」として、「阪神大震災がそもそもの原因である」という仮説を設定されたと思います。
結論としては、「阪神大震災、インターネットの普及がNPO認知・参加のきっかけとなった」との事でしたが、それがNPO増加の根本的な原因であるという結論だと捉えてしまっていいんでしょうか?
個人的には、阪神大震災や、情報の完全化といった要因は、法制定やニーズの増加、コミュニティ崩壊といった他の要因と並べて考えられるものであり、NPO増加の流れの中で、その要因の一部を担っているに過ぎないのではないかという印象を持っています。
あんまり内容に関係なくて申し訳ありません。
お疲れ様でした。
総合1年 佐々木宗昭
70403640
投稿者 ささき : 2005年01月06日 10:43
私も佐々木さんと同意見です。阪神大震災によってNPO(ボランティアも含む)が注目されてNPO(やボランティア活動)が急増したというのはわかりますが、阪神大震災でボランティアが「注目されるほど」活躍した理由はそれ以前にあると思います。
総合2年70308282
堀口一郎
投稿者 堀口一郎 : 2005年01月06日 11:39
お疲れさまでした。最初に質問させてもらったものです。
自分の中でも考えが整理できていなかったためうまく質問できなかったんですが、とりあえずまとめてみましたのでアップします。また意見があれば突っ込んでください。
まず確認させてください。14班さんの仮説は「NPOという形態がありえることを知ったため、NPOが増加した。NPOという形態を社会に広めることになった基盤の1つがインターネットの普及であり、また時間軸で捉えたときにきっかけとなったのが阪神大震災である。」ということでよろしかったでしょうか?
最初に「NPOという形態がありえることを知ったため」ということを聞いたとき何か違和感を覚えたので、何が自分に引っかかっているのか考えていたんですが、それが「この捉え方は、NPOという概念が既に認識の枠組みの中で分節化されている我々からの視点に過ぎないのではないか?」ということであることに気づきました。
まず、組織とは何か。2つの要件が挙げられると思います。果たすべき「目的」と、「複数人」の集まりという2点です。それを踏まえて、Non-Profitな組織(今までのプレゼンから、GOのことはとりあえずこの枠組みからよけておきます)というものを考えたとき、そう呼べるものはかつても存在していたはずです。ただ、別の名称で呼んばれていたため、「非営利である」ということに関しては注目されていなかっただけです。例えば、政治結社や集団訴訟を起こすときの集まり、または地域のスポーツ団体や文化活動団体を想像してください。
今私たちが考えるNPOという形態は、あくまで"NPO"というコトバが与えられたことによって、本来的には混沌の世界から切り取られた部分に過ぎません。NPOという「コトバ」の発生で社会ではそう認識される領域が現れました。そして私たちもこの講義を通して"NPO"という形態を捉えるための枠組みを共有しました。そうしてNPOに参加する側の人々、NPOを観察する側の人々がともに「NPOである」という認識によって、NPOが最産出されていくのではないかと思います。よって、「知ったから」という知覚・認識に注目するなら、形態よりもNPOという「コトバ」の発生のほうに目を向けるべきではないか、と思います。
長くなりましたが、以上です。
総合1年 70303960 栗林
投稿者 栗林 : 2005年01月10日 14:25
佐々木さん、堀口さん、栗林さん、ご丁寧なコメントをどうもありがとうございます。
グループ14の幸田です。
まず、レスポンスが遅れてしまってすみません。
できるだけ答えます。
まず、佐々木さん、堀口さんの質問ですが、
>「阪神大震災、インターネットの普及がNPO認知・参加のきっかけとなった」との事でしたが、
>それがNPO増加の根本的な原因であるという結論だと捉えてしまっていいんでしょうか?
(佐々木さん)
>私も佐々木さんと同意見です。阪神大震災によってNPO(ボランティアも含む)が注目されてNPO(やボランティア活動)が急増したというのはわかりますが、
>阪神大震災でボランティアが「注目されるほど」活躍した理由はそれ以前にあると思います。
(堀口さん)
ということに関しては、今回の発表でちょっとわかりにくく表現してしまったので解説させていただきます。
制定やニーズの増加、コミュニティ崩壊といった、佐々木さんが指摘したNPO増加の理由は、社会がNPO的な存在を渇望する理由として正当性があると思います。ひとつの根本的な原因はなく多くの要因が存在するとおもいますが、多くの人々が知り、興味を持ち、NPOを作る「きっかけ」としては阪神大震災は大きかったのではないか、ということです。
私たちの班は今までの班のプレゼンテーションから、自分たちの発表においてNPO的存在を渇望する社会と、社会貢献をする場を求める人々の存在=NPOが増加する社会的な土壌の存在を前提として考えてしまっていました。そのため、発表の際乱暴な説明で終わってしまい多くの方に疑問を感じさせてしまったようなので、申し訳なく思っています。
つまり、「根本的な原因か?」「注目される理由か?」と聞かれるとNOです。
しかし、時間軸でかんがえて大きなきっかけとなったのは間違いないと考えています。
そして、栗林さん、コメントありがとうございました。
仮説の確認は間違いありません。
すこし言語論的な視点で、大変興味深く感じました。
ここからはグループの発表でなく個人としての感想なのですが、「NPO」という言葉を与えられたことによって、そしてそれがさらに法制度化されたことによって、以前から存在していたような政治結社や集団訴訟を起こすときの集まり、または地域のスポーツ団体や文化活動団体が、欠いていた信用や正当性を得たのではないかと思いました。つまり乱暴に言ってしまえば、「NPOというかっこいい横文字の名前をもった、ちゃんとした組織」としての存在証明でしょうか。言葉の出現によって同じ組織のとらわれ方が変化したのかどうかなどを調べてみたら興味深そうですね。
自分もまだまだ考え途中ですので、煮詰め切れていない点が多くてすみません。
大変長くなりましたが、以上です。
総合政策学部2年 70304090 幸田 沙樹
投稿者 こうだ : 2005年01月11日 14:30