Bourbon Chicken
今出ている会議は全米の州の公益事業委員会の役人たちとそれに関連する業界の人たちの年次会合。ここで公益事業とは、水道、電気、ガス、電気通信を指していて、それぞれネットワーク産業ということになっている。
しかし、誰も知り合いがいない。ネット系の会議に行けば、知り合いでなくても有名人がいるものだが、そういう人もいない。昨年、同じ団体が主催するブロードバンド・サミットというので話す機会があったが、そのときに司会をしてくれた通称「モンタナ・ボブ」といわれるおじさんがいるだけだ。
そもそもアジア系がほとんどいない。参加者リストでは日本人が私だけで、他に韓国人が1人いるだけ。日本の役人らしい2人組がいるが未確認。3割ぐらいがアフリカ系、残りがヨーロッパ系。偏見だが、ワシントンDCなどの都会に行くと地方自治体の役人はアフリカ系が多いし、ブッシュ支持のレッド・ステートではヨーロッパ系の人が多いのかなと想像してしまう。
「50州×数人+業界のコンサルタントやサービス請負会社」となっているので数百人が集まる大きな会議だ。おもしろいのは、公益事業といってもかなり民間業者へのアウトソーシングが進んでいて、大きな市場を形成していることがうかがえること。通信はその先端を行っているのはいうまでもない(そもそもほとんど公営事業ではない。しかし、ひどく規制された産業ではある)。
今日の昼食は気分を変えて、ホテルに併設されているショッピング・モールのフード・コートでケイジャン料理をいただいた。Bourbon Chickenのコンボだ。こういうものを食べ続けるとあの巨体が形成されていく。私が1年間のアメリカ滞在から帰ってきたときの体重は今より8キロも多かった。
英辞郎によると「Cajun」とは
【形】ケージャンの、ケージャン人[語]の◆米ルイジアナ州(テキサスの東側)に住むアケイディアン Acadian 移民の子孫。Acadian は、カナダ(Nova Scotia)(旧・フランス植民地)からの移民。
となっている。しかし、なぜバーボンなんだ? バーボンに漬けておくのだろうか?
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