変わるアメリカ、変わらぬアメリカ
私も参加していた研究会の成果発表シンポジウムが行われます。関西方面の方は是非ご参加ください(またしても私は参加できませんが)。登壇者はまちがいなくおもしろい人ばかりです。
サントリー文化財団「社会と思想に関する特別研究助成」成果発表
シンポジウム「変わるアメリカ、変わらぬアメリカ ―世界とアメリカ」
The symposium “Continuity and Change in America”
10月20日(月) 午後1時30分~5時30分
大阪大学中之島センター「佐治敬三メモリアルホール」
拝 啓
仲秋の候、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、「文明論としてのアメリカ研究会」では、2006年から2008年にかけて、これまでのアメリカン・スタディーズの枠を超えて、歴史、文化、宗教、憲法、政治、経済、安全保障など各方面から、改めてアメリカという文明について考え、議論し、思索してまいりました。
この度、本研究会の成果発表として、「変わるアメリカ、変わらぬアメリカ」をテーマに、大阪と東京でシンポジウムを開催する運びとなりました。日本にとってアメリカとは何か。世界にとってアメリカとは何か。そして、将来100年のスパンで見た場合、我々にとってアメリカはどういう意味を持つのか。本シンポジウムで、今後の日米関係の発展に資する、思想的・学問的・実務的な知的インフラを構築したいと考えております。
つきましては、ご多忙のところ誠に恐縮に存じますが、世界の中でのアメリカを、普遍的な視点で考える大阪でのシンポジウムに、何卒ご出席を賜りますようお願い申し上げます。
敬 具
2008年9月
文明論としてのアメリカ研究会
代表 阿川尚之
財団法人サントリー文化財団
理事長 佐治信忠
主催:文明論としてのアメリカ研究会
共催:国立大学法人大阪大学(21世紀懐徳堂)
慶應義塾大学(慶應義塾創立150年記念)
財団法人サントリー文化財団
後援:読売新聞社、中央公論新社
協賛:サントリー株式会社
シンポジウム「変わるアメリカ、変わらぬアメリカ ー世界とアメリカ」
The symposium “Continuity and Change in America”
*日時:2008年10月20日(月) 午後1時30分~5時30分
*場所:大阪大学中之島センター10階「佐治敬三メモリアルホール」
大阪市北区中之島4-3-53(TEL 06-6444-2100)
*趣旨説明:午後1時35分~
文明論としてのアメリカ研究会代表 阿川尚之(慶應義塾大学教授)
*基調講演:午後2時~
白石 隆氏(政策研究大学院大学副学長)
「アジアの中のアメリカ」
谷内正太郎氏(外務省顧問、前外務事務次官)
「日本の外交戦略から見たアメリカ」
*パネルディスカッション:午後3時50分~
池内 恵氏(国際日本文化研究センター准教授)
ロバート・D・エルドリッヂ氏(大阪大学大学院国際公共政策研究科准教授)
細谷雄一氏(慶應義塾大学法学部准教授)
松田 誠氏(外務省大臣官房人事課企画官)
コーディネーター:待鳥聡史氏(京都大学大学院法学研究科教授)
*参加方法
お手数ですが、参加申込書(MS-Wordファイル)にご記入のうえ、10月14日(火)までに、FAXにてご返送ください。参加費は無料です。
*ご同伴者の参加について
ご同伴者の参加も歓迎いたします。
特に、アメリカ及び日米関係をご研究の方、あるいはこれらにご関心をお持ちの方に多数ご参加いただきたく、お知り合いの皆様に広くご紹介いただければ幸いです。
*お問合せ
〒530-8204 大阪市北区堂島2-1-5 財団法人サントリー文化財団 / 担当:小島
TEL :06-6342-6221 / FAX:06-6342-6220 / E-MAIL:sfnd@suntory-foundation.or.jp
プロフィール
阿川尚之(慶應義塾大学総合政策学部教授、文明論としてのアメリカ研究会代表)
1951年生まれ。ソニー株式会社勤務、米国及び日本での弁護士事務所勤務などを経て、99年より現職。専門は米国憲法史、日米関係史。2002年から2005年まで在米日本大使館の広報文化担当公使を務めた。『海の友情』、『憲法で読むアメリカ史』(吉野作造賞受賞)など著書多数。
白石 隆(政策研究大学院大学副学長、アジア経済研究所所長)
1950年生まれ。コーネル大学アジア研究学科・歴史学科教授、京都大学東南アジア研究センター教授などを経て、現職。専門は、インドネシア政治を中心とした東南アジア地域研究。『インドネシア』(サントリー学芸賞受賞)、『海の帝国 -アジアをどう考えるか』(吉野作造賞)など著書多数。
谷内正太郎(外務省顧問、早稲田大学客員教授、前外務事務次官)
1944年生まれ。在アメリカ日本大使館参事官、在ロス・アンジェルス日本領事館総領事、外務省条約局長、内閣官房副長官補などを経て2005年外務事務次官、2008年退官。事務次官として3年の任期を務め、「凛とした志の高い外交」を目指し、価値観外交、対北朝鮮政策における「対話と圧力」の基本方針などを策定し実行。
池内 恵(国際日本文化研究センター准教授)
1973年生まれ。日本貿易振興会アジア経済研究所研究員を経て、現職。専門は、社会思想を中心としたアラブ研究。著書に、『現代アラブの社会思想』(大佛次郎論壇賞)、『アラブ政治の今を読む』などがある。
ロバート・D・エルドリッヂ(大阪大学大学院国際公共政策研究科准教授)
1968年生まれ。平和・安全保障研究所研究員などを経て、現職。専門は日本政治外交史、日米関係論。著書に『沖縄問題の起源』(アジア・太平洋賞、サントリー学芸賞)、『硫黄島と小笠原をめぐる日米関係』などがある。
細谷雄一(慶應義塾大学法学部准教授)
1971年生まれ。現在、在外研究のため、プリンストン大学客員研究員。専門は国際政治学・外交史。著書に『戦後国際秩序とイギリス外交』(サントリー学芸賞)、『外交による平和』、『大英帝国の外交官』などがある。
松田 誠(外務省大臣官房人事課企画官)
1965年生まれ。京都大学原子核工学科卒業、同大学経済学部経済学科卒業後、外務省入省。1993年オックスフォード大学卒業(哲学及び政治学専攻)。在米日本大使館勤務などを経て現職。
待鳥聡史(京都大学大学院法学研究科教授)
1971年生まれ。大阪大学大学院法学研究科助教授、京都大学大学院法学研究科助教授を経て、現職。専門は、比較政治・アメリカ政治。著書に『財政再建と民主主義』(アメリカ学会清水博賞)、『日本の地方政治』(共著)、『比較政治制度論』(共著)がある。
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