実験カルタ小説

「む・す・め…」


まえがき

本編は、「札模様−歌留多のある風景−」に次ぐ、私の二作目の小説である。
カルタを知らない人が、本編を詠むことにより、カルタの札の覚え方を知り、 なおかつ、小説として読むのに耐えうる短編を書きたいという思いと、一人称 で小説を書いてみたいという思いで書き始めた。これも2年くらいかかってしまい、 原稿用紙も114枚程度の作品になってしまい、決して短編とは言えなくなってし まったのだが…。
一人称で、小説を書くと作者自身のことを書いているように思われるかもしれな いが、私には娘もいないし、まったくの創作であるので、その辺は勘違いのないよ うにお読みいただければ幸いに思う。

「む・す・め…」(上)

「む・す・め…」(中)

「む・す・め…」(下)

本文中の競技かるたに関する用語・用字において、社団法人全日本かるた協 会で通常使用する表記と異なる表記がありますが、ご了承ください。

この小説はフィクションであり、登場する団体、人物、設定は架空のもので す。実在の団体、人物とは関係のないことをおことわりします。


著者

高野 仁


Copyright:Hitoshi Takano(1999/AUG)
E-Mail:takano@sfc.keio.ac.jp


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